「夜鳴きをしても子犬のそばに行って声をかけない方が良いというのは解っているけれど、もの凄い鳴き方なんです…」といったご質問をよく頂きます。
確かに尋常でないほどの鳴き方をしたり、特に集合住宅ではお隣さんに迷惑を掛けていないか気になって仕方がないということもありますよね…。
大抵は1~2日も経てば夜鳴きは治まるものですが、やはり個性の違い(個体差)によっては夜鳴きが治まるまで長引くこともあれば、鳴き具合が大きく異なることもあります。
中には今までとは違った環境でひとりで過ごすことがもの凄く不安に感じてしまうのか、まるで虐待を受けているのではないかと感じてしまうような鳴き方をする子もいます…。
どの程度の夜鳴きまで許容できるのかは各飼い主さんの生活環境によって違ってくるのかもしれませんが、もし「これ以上夜鳴きされちゃうと厳しいかな…」と感じた場合はさりげなく子犬のいる部屋へ行って子犬に安心感を与えてあげても構いません。
ただし、その時はあくまでも「鳴いたから来てくれたんだな…」と子犬に感じ取られないよう配慮し、なおかつ「たまたま用事があってこの部屋に来たんだぞ…」という雰囲気を醸し出しながら子犬の近くを通り過ぎるように振る舞うのがポイント。
もし声を掛けずに落ち着いて(安心して)くれればそのまま何もせずに寝室に戻ってしまってOKです。
逆に興奮させてしまった場合はちょっとだけ声を掛けてあげながらもなるべく子犬に付きっきりにならないよう心掛け、ハウスから若干離れた位置でお茶でも飲みながら(何か別のことをしながら)落ち着くまで見守ってあげましょう。
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なお、痛みなどの寂しさとは違うことが原因で鳴いている場合は、夜鳴きとは鳴き方が明らかに違うはずです。
そういった鳴き方の場合はケージの隙間に脚が挟まったり、ケージを噛んだ際にアゴがはまって抜けなくなってしまったといったことも考えられますので、すぐに様子を見に行ってあげましょう。