子犬は今まで一緒に過ごしてきた兄妹犬と離れ、なおかつこれまでとはまったく違った生活環境に変わってしまったのですから夜鳴きは当然のことです。

初日からほとんど鳴かない子、目が覚める度にクンクン鳴く子、眠いのを我慢して力いっぱい鳴く子など程度はさまざまですが、大抵の子は1~2日も経てば夜鳴きは治まるもの。

最初は可哀相かもしれませんが、夜鳴きをしても子犬のそばに行ってあげたい気持ちをグッとこらえて1日も早く新しい環境に慣れてくれるのを待ちましょう

グッとこらえて我慢するのは最初の数日間だけです。

その後はひとりでおとなしく眠ってくれるようになりますので、それまでの辛抱です。

ここで可哀相だからとその都度子犬のそばに行って声をかけてしまうと、子犬は「鳴けば誰かが来てくれるんだ(^^)v」と学習してしまいます…。

そうなると、夜鳴きがさらに長引くどころか、もうとっくに新しい環境に慣れているはずなのに目が覚める度に鳴いて飼い主さんを呼びつけるといった変なクセがついてしまうこともあります。

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犬のしつけに失敗してしまうのは主従関係が本来あるべき姿に築かれていないことが一番の原因ですが、こういった初期の接し方こそ主従関係の構築に影響を及ぼします。

特にこれから性格が形成されていく子犬においては、まだまだ頭が柔軟な月齢に経験したことが大きく影響してくる点を肝に銘じておきましょう。

『三つ子の魂百まで』です。

 

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【夜鳴き対策】4.夜鳴きがあまりにもひどい場合